「妖精の王国」は、メリエス円熟期の一本で、美術が素晴らしい。海中シーンの幻想美もすごい。フィルム人工着色も完成の域に達しており、全編まるで夢を見ているようだ。音楽はステファン・ウィックによるライブ演奏上映版。youtu.be/AfmH7WyWXg8
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トリック映画の創始者ジョルジュ・メリエスは人面の月に砲弾が突き刺さる「月世界旅行」(1902)が有名だが、「妖精の王国」(1904)も最高傑作に数えられる。メリエスはもと魔術師で、映画が発明された翌年1896年から映画製作を始め、多重露光やフィルム人工着色など多くの映像テクニックを考案した。
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